「やめたい」と思った夜と、乗り越えた理由

仕事

導入:その夜に結論を出さないのが、いちばんの近道

社会人の学び直しを続けていると、ある晩ふっと「やめたい」と思う瞬間が来ます。課題が積み上がる、仕事の疲れが抜けない、テスト結果が思ったより伸びない。頭では「続けたほうがいい」と分かっているのに、心がついてこない。そんな夜ほど、勢いで結論を出しがちです。

私が一番大事だと感じた結論はシンプルで、「その夜に退学や中断の結論を出さない」ことでした。いったん立ち止まるのも“あり”です。止まった上で、翌日以降に“続けられる形”へ組み替える。学び直しは根性勝負ではなく、設計の勝負だと腹落ちしたことが、乗り越えた一番の理由でした。


体験の背景:なぜ「やめたい夜」が来るのか(社会人の学び直しの現実)

社会人が通信大学で学ぶ良さは、時間と場所の自由度が高いことです。たとえば東京通信大学の授業は、配信期間内なら繰り返し視聴でき、停止・巻き戻しもできるので、働きながらでも理解に合わせて進めやすい設計です。
一方で、この自由度は「自分で自分を回す責任」とセットです。忙しい週が続くと、気づけば未視聴が溜まり、週末が“挽回日”になってしまう。挽回できれば良いのですが、仕事のトラブルや家庭の用事が重なると、挽回しきれず焦りが増えます。

さらに、オンライン学習は進捗が見えるぶん、遅れも見えます。東京通信大学の学習システムでは、受講進捗が分かる仕組みが用意されています。
これが普段は励みになるのに、余裕がない時は「遅れている自分」を突きつけられるように感じてしまう。こうして、夜に一人で画面を見ながら、静かに気持ちが折れそうになるわけです。


体験の過程:「やめたい」と思った夜に、私がやったこと

1)“一回立ち止まる”を、敗北ではなく作戦にする

「やめたい」と思った夜に、無理に気合いで続けようとすると、だいたい翌日もっと崩れます。そこで私は、まず“止まる”ことを許可しました。ここで重要なのは、止まり方を決めることです。

  • 今日は講義を閉じる(判断を翌日に回す)
  • 代わりに、5分だけ「何がつらいか」をメモする
  • 明日できる最小の一手を1つだけ決める

この「止まる→言語化→最小の一手」の流れにすると、立ち止まりが撤退ではなく、再出発の準備になります。

2)「他の事を考えない」ために、雑念の避難場所を作る

「集中しよう」と思うほど、仕事のタスクや人間関係が頭に浮かびます。そこで私は、勉強中に浮かんだ雑念を“消す”のではなく、“置く”ようにしました。
具体的には、紙でもスマホのメモでもいいので、勉強中に浮かんだ用事を箇条書きで退避させます。やるのは記録まで。処理はしません。
この「雑念の避難場所」があるだけで、頭の中の“未完了感”が少し落ち着き、講義に戻りやすくなります。

3)短い集中と休憩を、最初からセットにする

夜の学習は、昼間よりもスタミナが落ちています。長時間の一気見は、気持ちが折れる原因になりやすい。
私は「25分やって5分休む」のように、集中と休憩をセットにしました。休憩を挟む学習は、現実の学習場面でも負荷調整に関係することが示されています。
ここで大事なのは、休憩を“サボり”と見なさないことです。休憩は継続のための部品です。


学び・発見:「やめたい夜」を越えた理由は、気合いではなく“設計”だった

1)「もし〜なら、こうする」を先に決めると、迷いが減る

続けられる人は、意志が強いというより、迷いが少ない印象があります。そこで役に立ったのが「実行意図(If-Thenプラン)」です。
たとえば、

  • もし帰宅が遅くて疲れていたら、講義は15分だけ見る
  • もしやる気が出ないなら、ログインだけして進捗を確認する
  • もし集中できないなら、雑念メモに3つ書いてから再開する

「もしXなら、Yする」という形で行動を決めることは、目標達成を助ける手法として整理されています。
夜に気持ちが揺れている時ほど、この“決めておく”が効きました。

2)小さく区切れる授業設計を、味方につける

通信大学の学習は「自走」が基本ですが、仕組みをよく見ると自走を助ける工夫が多いです。
東京通信大学の授業では、短い動画講義が一定のペースで配信され、数本ごとに小テストで理解を確認できる形が示されています。
また、オンライン学習システムで講義視聴・小テスト・試験まで完結し、進捗も確認できます。
「やめたい夜」は、だいたい“全体が重く見える夜”です。そんな時は、仕組みの区切りに乗って「今日はここまで」を作るだけで、続けやすさが変わります。

3)自分を責めないほうが、結局は続く

挫折しそうな時ほど、「自分は意志が弱い」と決めつけがちです。でも、必要以上の自責はストレスを強め、継続を難しくします。
セルフ・コンパッション(自分に対する思いやり)が高いほど、失敗や困難に直面しても極端に自責に陥りにくく、学業への持続につながる可能性が示唆されています。
私は「今日は止まっていい。でも明日は最小の一手をやる」と言えるようになってから、むしろ継続が安定しました。キャリア再構築やリスキリングは長距離戦なので、心の燃料管理は本当に大事です。


まとめ・次の行動:「やめたい夜」は、学び直しの“仕様”として扱う

「やめたい」と思う夜が来るのは、あなたが真面目に取り組んでいる証拠でもあります。だからこそ、その夜に結論を出さず、いったん立ち止まって“続けられる設計”に直すのが合理的です。

今日からできる次の一手は、これだけで十分です。

  • 「もし疲れていたら、15分だけ」を先に決める
  • 雑念はメモに逃がし、処理は後回しにする
  • 集中と休憩をセットにして、夜の学習を軽くする

社会人の学び直しは、積み上げた分だけ、確実にキャリアの選択肢を増やします。やめたい夜をゼロにするのではなく、「来ても戻れる」状態を作っていきましょう。

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